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ここまでは手順をおって、塾の選び方を説明しておりましたが、具体的に塾がどういうサービスを行っている方が良いのかというのには触れていません。
何故ならサービス内容の善し悪しはそれほど問題ではないからです。
まあ、サービスというと意味が広すぎるので、意味があるものもあります。
ここで意味が無いというのは、授業以外についている様々なオプションなどの事です。
目に見える形で他の塾との差別化を図ろうと、塾も色々な事を考えます。
例えば
・成績保証:成績がアップしなければ無料で補習を行うというものです
・通塾メール:生徒が塾に着いたら、親の携帯にメールが送られます
・eラーニング:ネットを利用した教材等が充実しています
・映像授業:録画授業を見る事が出来ます
まあ、他にも様々ものが日夜考えられています。
しかし、これらのサービスには殆ど意味がありません。
勿論、無いよりある方が良いに決まっていますが、判断の基準になるものではありません。
塾の本質は『授業』と『学習計画』です。
それ以外はおまけ程度に考えておいてください。
逆に考えれば、本質がきっちりとしていないから、その他の部分をアピールしなければいけないと考えることだってできるのです。
さて、そうはいっても、気にしなければいけないサービスもあります。
それが、『教材』『模試』『季節講習(夏期講習・冬期講習・春期講習)』の三つです。
実は、これらの要素も、決定材料にはなりません。
どういうものが良いかなどという事は、塾の本質とは無縁だからです。
ですが、気にしていないと大失敗につながるケースがあります。
『教材』については、価格を気にしてください。
教材費が適切な価格であれば問題はありません。
しかしながら場合によっては見かけの授業料は安いが、教材費が非常に高いというケースがあります。
ご注意ください。
『模試』については、受講の可否とどの模試を受けるのが良いのかを気にしてください。
別に模試を受けられる塾が良い塾ではありませんから、会場として使えるかどうかが問題ではありません。
きちんと受けるべき模試を案内してくれるのかどうかを確認しておく必要があります。
自分でやって下さいとか、必要ありませんという塾は、あまり利用されない方が良いでしょう。
(例外として、小学生や、私立の中学校に通っている方等は、カリキュラムに合った模試が無いので仕方がありませんが)
『季節講習』については、価格と量を気にしておく必要があります。
夏期講習だけで、年間の授業料くらいかかるケースもありますので気を付けてください。
また、夏期講習の量が多すぎないかも確認する必要があります。
その量を、受講可能なのかどうかという事です。
部活などを熱心にやっている場合、受講しきれないケースもあります。
実話ですが、中には部活をやっていると事実上受講不可能なスケジュールを立てている塾で、
親御さんが成績が上がらない事を相談に行ったら、夏期講習を受講していない生徒だからという理由で相手にされなかったという事があります。
これは極端な例ですが、受講しきれないスケジュールであれば、当然そのしわ寄せは子供の勉強にいってしまいます。
そういうシステム的な問題は起こらないように気をつけておいた方がよいでしょう。
結論を言えば、システム云々というのは、副次的な要素でしかありません。
よっぽど不合理だったり、不都合が無い限りは、前述した塾の善し悪しの見分け方や、塾の選び方に基づいて探せば大丈夫です。
細かい事を気にしすぎない、これも『賢い塾の選び方』『正しい塾の選び方』には必要な事なのです。
では、次の授業では反例として、正しくない塾の選び方についてお話いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。