職員室はどこにあるか

良い塾は目標を達成できる塾だと前述致しました。
では、良い塾かどうか見分けると言うのは、目標を達成できるかを見分けると言う事です。
いくつか単純な着眼点を述べる事が出来ます。
まずは、職員室はどんな所にあるのかという事です。

職員室という呼び名とは限りません。
教員室だったり、待合室だったり、事務室だったりすると思いますが、呼び名はなんでもかまいません。
とにかく講師の方々が授業の無い時に待機している場所の事です。

重要なのはその場所に生徒は気軽に出入りできるのかという事です。
気軽に出入りできないなら、その塾は良い塾ではありません。

塾での勉強というのは教室の勉強で終わりではありません。
それは集団塾も、個別指導塾も同じです。

例えばその日は英語の授業かもしれません。
しかし学校で数学の分からない問題があったのであれば、数学を質問する時間を取れる方が良いに決まっています。
職員室が入りやすい場所であれば、それが可能です。

勿論、生徒によっては恥ずかしくて聞けないとか、職員室に入るのが苦手だとかそういう考え方はあるでしょう。
しかし、ここで重要なのは、個々の事象ではなく、塾がどういう考え方を持っているのかです。

入りやすいように心がけている塾というのは、生徒からの質問に答える姿勢があるという事です。
そうでない塾というのは、授業で教える事が塾のサービスであると割り切ってしまっています。
どちらの方が、目標を達成しやすいのかは言うまでもありません。

経験上、塾の講師からすれば、生徒から見えるような場所で休憩するというのは、少し嫌な事です。
落ち着きませんし、見られている事を意識しなければなりません。
しかも、生徒が質問に来てしまったら(←残念ですが、このように思っている講師が多いのも事実です)
休憩の時間も仕事をしなければなりません。

ですが、それでも、生徒の成績アップのために、生徒にとって入りやすい職員室を作ると言う事が、
塾の運営側の姿勢であるべきです。

あなたの通っている塾はどうでしょうか。

『賢い塾の選び方』『正しい塾の選び方』が出来ていますか?

では、次の授業では、さらに塾の善し悪しを分けるポイント『講師』についてお話いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。