個別指導塾のサービス

個別指導塾のサービス

さて、今度は個別指導塾のサービスについてです。
先程と同じように、塾の五つのサービス
・授業
・講師
・カリキュラム
・情報
・環境
に、枕詞をつけてみましょう。

・進度に合わせた授業
・生徒の理解度を確認してくれる講師
・柔軟なカリキュラム
・蓄積される生徒情報
・自分の勉強に集中できる環境

同様に一つずつ解説していきます。

『進度にあわせた授業』
個別指導塾では一人ひとりの進度に合わせた授業が可能です。
例えば私立の学校で、公立の学校と進度が違う場合でも、その進度に合わせて授業を行う事が出来ます。
あるいは、得意な教科は予習を、苦手な教科は復習を進めるような事も可能です。
生徒に必要な進度をみて、それに合わせての指導が出来ます。

『生徒の理解度を確認してくれる講師』
講師は生徒の様子をしっかりと見る事が出来ます。
うなずいているのか、手は動いているか、集中しているか、それら全てを踏まえて授業を出来ます。
理解できていないようであれば、もう一度説明する事も、異なる手段で説明する事も出来ます。
生徒の状況を確認しながら進める事で、確実に理解させる事が可能です。

『柔軟なカリキュラム』
個別指導のカリキュラムはいつでも変更が可能です。
例えば、中学1年生で分数が分からなければ、方程式の問題は解けません。
個別指導であれば、その場でカリキュラムを変更して、分数の指導を行う事が出来ます。
こういう戻り学習は、特に成績の悪い生徒には必要です。
また、単元を飛ばす学習計画も立てる事が可能です。
テストの単元が、三つあったとしても、点数を取るために二つを完璧にして、残り一つには手をつけないような勉強方法も可能です。
受験準備等では、こういった思い切った方法が必要になる事もあるでしょう。
個別指導では細かいニーズに対応するカリキュラムを準備できます。

『蓄積される生徒情報』
個別指導では生徒に関する情報が細かく蓄積されます。
それは成績の推移や、得手不得手に留まらず、集中力や質問する力、理解している時の反応や、どういった雑談を好むのか等、生徒を指導する上で知っておくと良い事はどんどん蓄積されます。
その事はカリキュラムの作成に生かされたり、場合によっては進路相談にも生かされる事になります。

『自分の勉強に集中できる環境』
個別指導では、周囲に同学年の生徒がいるとは限りませんので、常に自分を対象に比較する事が出来ます。
例えば今まで20点しか取れなかった生徒が40点を取れたとしましょう。
周りの点数と比べてしまうと大したことではありませんが、本人にとってはとても大きなことです。
周りと比べる劣等感に惑わされることなく、自分の勉強の進度に集中できる環境があります。

以上が個別指導で受けられるサービスの特徴と言えます。
取りまとめると、一人ひとりに合わせた指導と、かゆい所に手が届くカリキュラムの柔軟性が個別指導の特徴と言えます。
これらのサービスを受けたいのであれば、個別指導塾をお勧めします。

では、最終的にお子さんにとってどちらがよいのでしょうか。
そのためにはサービスを見るだけでは判断できません。
誰が、何のために受けるのかを踏まえて『正しい選択』『賢い選択』をしなければなりません。

次の授業では、個別と集団の選び方についてお話いたします。
引き続きよろしくお願いいたします。